タイヤのトレッドパターンを知る
突然ですがみなさん、トレッドパターンとは何かご存知でしょうか?
そもそもトレッドとは、
タイヤが路面と接触する部分のゴム層の面のことを言います。
つまり、トレッドパターンとは…
地面に接触するゴム層の面のさまざまな型です。
『さまざまな型』にはそれぞれの利点があり、
用途も異なります。
今回の記事ではタイヤの「トレッドパターン」についてご説明します。
トレッドパターンの目的
トレッドパターンにはこのような目的があります。
1 路面上の雨や細かいゴミを排除し、トレッドゴムを路面に密着させる。
2 走行騒音を軽減する。
3 路面によっては、路面に食い込み路面をとらえる。
4 グリップ(路面把握)のイメージを高める。
みなさんが何気なく見かけていた
タイヤの溝の形にもこういった利点があったのです。
このトレッドパターンには故障防止や用途に適合するように、
基本的に以下の4パターンの型があります。
トレッドパターンの4つの型
- リブ型
良路での走行性能に適しています。
用途:
乗用車、LT(小型トラック用)、TB(トラック・バス用)、MC(前輪)、飛行機、レース用
- ラグ型
悪路での走行性能に適しています。
用途:
TB、LT、建設車両、農耕用、産業車両
- リブラグ型
良路と悪路の両方を走るのに適しています。
用途:
TB、LT
- ブロック型
雪氷路や悪路の走行に適しています。
用途:
スタッドレス、スノー、モトクロスレース
いかがでしたか?
言われてみると、確かにこの型だったなぁ…という記憶があるはずです。
タイヤの事を知るにもまずは「型から」。
それぞれの利点を抑えて、生活やお仕事に活かしてみてください。